フッ素不使用の非粘着塗装技術に向けた弊社の取り組み
はじめに
現在、弊社ではハサミなどの製品において、フッ素を用いた非粘着塗装を採用しています。
この塗装技術は、製品に優れた摺動性や非粘着性を提供し、高い性能を発揮しています。
しかし、近年、フッ素化合物である PFAS(有機フッ素化合物)が環境や人体に与える影響について注目され、規制の可能性が高まっています。
これに伴い、弊社ではフッ素不使用の塗装技術への転換を進めています。
PFAS とは?
PFAS は人工的に作られた有機フッ素化合物の総称で、「熱に強い」「水や油を弾く」「摺動性や非粘着性」などの優れた性質を持っています。
フライパンや自動車部品、宇宙航空機部品、半導体製造など、多彩な分野で利用されています。
しかし、この化合物は自然界ではほとんど分解されず、環境中に長期間残存し、環境や人体に悪影響を与える可能性があります。
今後想定されるケース
ケース①:規制対象に『ならなかった場合』
フッ素化合物が規制されなかった場合でも、消費者の中で「PFAS =環境や体に悪い」とのイメージが定着しており、フッ素化合物を使用しない製品の需要が高まると予想されます。
ケース②:規制対象に『なった場合』
もしフッ素化合物が規制対象となった場合、新しい材料を探す必要が生じます。
しかし、フッ素化合物は非常に特異な性質を持つため、同じ性能を持つ材料を見つけることは難しいと言われています。
当社の取り組み
弊社では、フッ素化合物を使用せずに、従来のフッ素塗装に近い性能を持つ塗料およびインクの開発を進めています。
その一環として、新たな非粘着・摺動性コーティング技術を確立し、フッ素系塗装と同等の機能を実現しました。
新技術の特徴
この新しいコーティング技術は、フッ素化合物を用いた製品と同等の非粘着性や摺動性を発揮します。
この技術を用いることで、環境への負荷を減らしつつ、従来の製品と同等の性能を提供することが可能です。
まとめ
PFASの規制がどうなるかは現時点では未定ですが、PFASを使用しない製品や材料への移行へ進む可能性は極めて高くなっています。
弊社では、環境に配慮した素材を使用した製品を提供しており、今後の規制にも対応可能な新しい非粘着塗装技術を提案させていただきます。
これからも、より安全で環境に優しい製品の開発を続けていきます。